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電動自転車の20インチはしんどい?後悔しない選び方と大人の乗り心地

電動自転車の20インチはしんどい?後悔しない選び方と大人の乗り心地

「小回りが利いて便利そうだけど、タイヤが小さい電動自転車の20インチはたくさん漕ぐ必要があってしんどいのではないか?」そんな不安を感じていませんか。

特に大人が乗った時の乗り心地や、毎日の通勤・通学、あるいは送迎コースにある急な坂道でもグイグイ登れるのかは、決して安くない買い物だけに購入前に必ず確認しておきたいポイントです。

実際に購入した人の口コミを見ると、幼稚園の送迎で子供乗せタイプを使用しているママ・パパや、街乗りメインの方など、用途によって評価は大きく分かれます。

中には「これなら普通の26インチにしておけばよかった」「もっとパワーのあるモデルにすればよかった」と後悔する声もゼロではありません。

そこで本記事では、パナソニックなどの大手メーカー製から、サイクルベースあさひのような専門店で取り扱われる人気車種までを比較しながら、20インチ電動アシスト自転車のメリット・デメリットを徹底解説します。

自分に合った一台を見つければ、タイヤの小ささは決してデメリットではありません。これから購入を検討している方が、快適なサイクルライフを送るためのヒントをお届けします。

この記事を読めばわかること
  • 20インチでも「ひと漕ぎで進む距離」は26インチとほぼ同じである理由
  • 重心が低い20インチならではの「坂道」や「子供乗せ」時の圧倒的な安定感
  • 買ってから後悔しないための、身長や用途に合わせた正しいサイズの選び方
  • パナソニックやあさひ等、人気メーカー・ショップのおすすめポイントと特徴
目次

電動自転車の20インチはしんどい説を検証!坂道や子供乗せの実力

「タイヤが小さい=たくさん回転させないといけない=疲れる」というイメージは、電動アシスト自転車においては必ずしも正しくありません。

まずは、なぜ20インチでも快適に走れるのか、そのメカニズムと実際の走行性能について、以下の5つの観点から詳しく解説します。

  • 大人が乗っても窮屈にならず快適な乗り心地なのか
  • 激しい坂でも座ったままスイスイ登れる坂道性能の真実
  • 重心が低い子供乗せタイプなら安定して走れるか
  • 実際に使用しているユーザーのリアルな口コミと評価
  • 選び方を間違えて買ってから後悔してしまったケース

大人が乗っても窮屈にならず快適な乗り心地なのか

多くの人が抱く「20インチ電動自転車は漕ぐのが忙しなくてしんどい」という疑問。

結論から言えば、国内大手メーカーの電動アシスト自転車であれば、大人が乗っても乗り心地は26インチとほとんど変わりません。

これには「ギア比」の設定が大きく関係しています。一般的な自転車は、ペダルを一回転させた時に進む距離(GD値)がタイヤサイズによって決まります。しかし、電動アシスト自転車の20インチモデルは、タイヤが小さくても一回転で進む距離が26インチの一般的な自転車と同等(約4メートル〜5メートル程度)になるように、チェーンホイール(前のギア)を大きくしたり、内部のギア比を調整したりして設計されています。

そのため、足の回転数は普通の自転車と同じ感覚で、景色が流れるスピードも変わらないまま走行することが可能です。

また、ハンドルの高さやサドルの調整幅も広く取られているため、身長180cmを超えるような男性であっても、適切なポジションで乗車できるモデルが増えています。

ただし、フレームの形状によっては膝周りの空間が狭く感じることもあるため、小柄なタイヤサイズだからこそ、フレーム設計(ホイールベースの長さなど)が乗り心地を左右する重要な要素となります。

激しい坂でも座ったままスイスイ登れる坂道性能の真実

「しんどい」と感じる最大の難所である坂道において、実は20インチは最強のクラスと言っても過言ではありません。これには物理的な「トルク」の原理が働いています。

同じモーターの力であれば、タイヤの直径が小さい方が、地面を蹴る力(駆動力)を強く伝えやすくなります。これは、長い棒で重いものを持ち上げるよりも、短い棒の方がダイレクトに力が伝わる原理に似ています。

そのため、信号待ちからの漕ぎ出しや、急な上り坂での発進において、20インチの電動自転車は非常にパワフルな加速を見せてくれます。

実際に、急勾配の多い地域では26インチよりも20インチを選ぶユーザーが多く見られます。タイヤが小さいことによるふらつきを懸念する声もありますが、電動アシストのパワーがハンドル操作を安定させるため、低速でもバランスを崩さずにグイグイと登っていけるのが特徴です。

座ったまま涼しい顔で激坂をクリアできる性能は、20インチならではの特権と言えるでしょう。

重心が低い子供乗せタイプなら安定して走れるか

ミニモビジャーナルイメージ

幼稚園や保育園の送迎で電動自転車を検討している方にとって、子供乗せタイプの安全性は最優先事項です。ここで20インチが圧倒的なシェアを誇る理由は「低重心」にあります。

タイヤが小さい分、チャイルドシートの位置(座面の高さ)が地面に近くなります。これにより、以下の3つの大きなメリットが生まれます。

  1. 乗せ降ろしの負担軽減:子供を高く抱き上げる必要がないため、親御さんの腰への負担が大幅に減ります。特に子供が成長して体重が増えてくると、この数センチの差が毎日の「しんどさ」を大きく左右します。
  2. 走行時の安定感:重いバッテリーや子供の体重が低い位置にあるため、振り子の原理でふらつきにくくなります。風の強い日や、子供が座席で動いた際でも、ハンドルを取られにくいのは大きな安心材料です。
  3. 足つきの良さ:万が一バランスを崩しそうになっても、すぐに足が地面にべったりとつくため、転倒のリスクを最小限に抑えられます。

このように、子供乗せ利用においては、20インチは「しんどい」どころか、親御さんの体力と精神的な余裕を守るための最適な選択肢となっています。

実際に使用しているユーザーのリアルな口コミと評価

カタログスペックだけでなく、実際に20インチ電動自転車を使用しているユーザーの口コミを見てみると、メリットとデメリットがより鮮明に見えてきます。

ポジティブな評価としては、「小回りが利くので、狭い駐輪場や路地裏でも扱いやすい」「タイヤが太いモデルを選んだので、歩道の段差も怖くない」「夫と兼用しているが、サドルの調整だけで二人とも違和感なく乗れている」といった声が多く聞かれます。特に都心部での生活において、取り回しの良さは大きな武器になっています。

一方で、ネガティブな評価としては、「長距離のサイクリングでは流石に疲れる」「タイヤが小さい分、地面の凹凸を拾いやすく、振動がお尻にきやすい」「バッテリーが切れた時のペダルが重すぎて地獄を見た」といった意見があります。

特に、安価なモデルやサスペンションのないモデルでは振動を感じやすい傾向にあるようです。これらの口コミからは、20インチは「短・中距離の移動」や「ストップ&ゴーの多い街乗り」に特化した乗り物であることがうかがえます。

選び方を間違えて買ってから後悔してしまったケース

ミニモビジャーナルイメージ

せっかく購入したのに、後悔してしまうケースの多くは「用途と仕様のミスマッチ」が原因です。

例えば、片道10km以上の通勤路を毎日走るような場合、直進安定性に優れ、タイヤの慣性でスピードを維持しやすい26インチや700C(クロスバイクタイプ)の方が楽な場合があります。

20インチは漕ぎ出しが軽い反面、スピードに乗った後の巡航維持には多少の回転維持が必要になるためです。

また、「安さにつられて無名メーカーの20インチを買ったら、アシスト力が弱くて坂道がしんどかった」という失敗談も散見されます。

さらに、身長が高い方がフレームサイズの小さい20インチ(特に折りたたみタイプなど)を選ぶと、膝がハンドルに当たったり、前傾姿勢がきつすぎたりして疲労の原因になります。

20インチと一口に言っても、子供乗せ専用の低重心モデルと、スポーティなミニベロタイプでは設計思想が全く異なるため、自分の体格と目的に合致しているかを見極めることが重要です。

しんどい思いをしない20インチ電動自転車の選び方と人気モデル

前章までの内容で、20インチでも選び方さえ間違えなければ快適であることがお分かりいただけたかと思います。

では、具体的にどのような基準で選べばよいのでしょうか。ここでは、メーカーごとの特徴や、購入時にチェックすべきポイントについて、以下の5つの観点から深掘りしていきます。

  • アシスト力が強力なパナソニックなら疲れ知らずで走れる
  • サイクルベースあさひで試乗して自分に合う一台を探す
  • 多くのユーザーに支持されている人気ランキング上位の共通点
  • バッテリー容量やタイヤの太さで変わる走行の快適性
  • 結論:電動自転車の20インチでも選び方次第でしんどいと感じず快適に乗れる

アシスト力が強力なパナソニックなら疲れ知らずで走れる

Panasonic「ギュットシリーズ:ギュット・クルーム・EX」(画像出典:Panasonic公式HP

国内の電動アシスト自転車市場において、トップクラスの人気を誇るのがパナソニックです。

同社の20インチモデル(「ギュット」シリーズや「グリッター」、「SW」など)が選ばれる最大の理由は、そのパワフルなアシスト制御技術にあります。

パナソニックのモーターは「漕ぎ出し」の瞬間に力強くアシストしてくれる特性があり、重い荷物を載せている時や、坂道の途中での発進時にその真価を発揮します。

ペダルを踏み込んだ瞬間にグンと前に出る感覚は、体力の消耗を最小限に抑えてくれます。これは「カルパワードライブユニット」などの軽量かつ強力なモーターユニットのおかげであり、業界内でも特に坂道に強いと評判です。

さらに、大手家電メーカーならではの強みとして、バッテリーの品質と容量のバリエーションが豊富であることが挙げられます。

頻繁な充電は意外とストレス(しんどい作業)になるものですが、パナソニックの大容量バッテリー搭載モデルであれば、1回の充電で数週間走れることも珍しくありません。

※参考データ

経済産業省の生産動態統計調査などを見ても、電動アシスト自転車の出荷台数は年々堅調に推移しており、私たちの生活に欠かせない移動手段として定着しています。 (経済産業省:電動アシスト車が牽引、堅調な自転車産業

サイクルベースあさひで試乗して自分に合う一台を探す

インターネットでの購入は便利ですが、「しんどくないか」を確認するためには、実車に触れることが最も確実です。全国に店舗を展開するサイクルベースあさひは、電動自転車選びの強い味方です。

あさひの最大の魅力は、パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンといった大手3大メーカーのモデルを比較できるだけでなく、あさひオリジナルの高コスパモデルも取り扱っている点です。

オリジナルモデルは、必要な機能を厳選することで価格を抑えつつ、日常使いに十分な性能を確保しているため、「そこまでハイスペックでなくてもいいから安く済ませたい」という層に人気です。

また、店舗スタッフのアドバイスを受けながら、実際にまたがって足つきを確認したり、試乗コース(店舗による)でハンドリングを確かめたりすることができます。

「20インチだとハンドルがクイックすぎて怖いかも」という不安も、試乗すれば数分で解消されることが多いです。購入後のパンク修理や定期点検などのメンテナンス体制が整っている点も、長く快適に乗るための重要な要素です。

多くのユーザーに支持されている人気ランキング上位の共通点

ECサイトや雑誌の人気ランキングで常に上位に入っている20インチ電動自転車には、いくつかの共通点があります。これらを押さえておくことで、失敗のリスクを減らすことができます。

まず一つ目は「またぎやすさ(低床フレーム)」です。トップチューブ(フレームの上側のパイプ)がU字型に大きく下がっているモデルは、足を高く上げなくても乗り降りができるため、スカートを履いている女性や、足腰に不安のあるシニア層から絶大な支持を得ています。頻繁な乗り降りが発生する街乗りにおいて、この形状は疲労軽減に直結します。

二つ目は「充実した装備」です。スタンドを立てると同時にハンドルがロックされる機能(くるピタ、スタピタなど)や、お尻が痛くなりにくい幅広サドル、夜道も安心な明るいLEDライトなどが標準装備されているモデルが人気です。これらは後から付け足すのが難しい機能も多いため、最初からフル装備のモデルを選ぶ人が多いのです。

三つ目は「軽量化」です。電動自転車はただでさえ重い(20kg〜30kg)ものですが、最近の人気モデルはアルミフレームや軽量パーツを多用し、駐輪場での押し歩きが楽になるよう工夫されています。

※参考データ

一般社団法人自転車協会のデータによると、自転車全体の出荷台数の中で電動アシスト自転車の存在感は年々増しており、特に子育て世代やシニア層の移動手段として確固たる地位を築いています。( 一般社団法人自転車協会:自転車産業の概況

バッテリー容量やタイヤの太さで変わる走行の快適性

ミニモビジャーナルイメージ

「しんどさ」を物理的に解消するためには、スペック表の細かい数字にも注目する必要があります。

まずバッテリー容量です。「近所しか行かないから小さい容量(8Ahなど)でいい」と考えがちですが、実は大容量(12Ah〜16Ah以上)の方が、パワーモード(強モード)を多用できるため、結果的に走行が楽になります。

バッテリー残量を気にしてアシストを弱めることほど、電動自転車の意味がないことはありません。充電回数が減ることでバッテリーの劣化も遅らせることができ、長期的なコスパも良くなります。

次にタイヤの太さです。20インチでも細いタイヤは軽快ですが、路面の衝撃を拾いやすく、段差でハンドルを取られやすいデメリットがあります。

一方で、太めのタイヤ(ファットタイヤやマウンテンバイク風のタイヤ)を装着したモデルは、エアボリュームが多くクッション性が高いため、乗り心地がマイルドで疲れにくいのが特徴です。見た目もワイルドでおしゃれなため、パパ・ママ兼用モデルとしても人気があります。

結論:電動自転車の20インチでも選び方次第でしんどいと感じず快適に乗れる

ここまで解説してきた通り、電動自転車の20インチモデルは、選び方と使い方さえ間違えなければ、決してしんどい乗り物ではありません。むしろ、日本の狭い道路事情や多くの坂道、そして子育てというハードな環境においては、最強のパートナーとなり得ます。

最後に、快適な20インチライフを送るための重要ポイントをまとめます。

本記事のまとめ
  • 20インチは「進まない」は誤解。 ギア比の調整により、ひと漕ぎの距離は26インチと変わらないよう設計されている。
  • 坂道発進は最強クラス。 小径ホイール特有のトルクの強さで、激坂でも座ったままグイグイ登れる。
  • 子供乗せなら迷わず20インチ。 低重心による安定感と乗せ降ろしの楽さは、親御さんの負担を劇的に減らす。
  • 身長や体格に合ったフレーム選びを。 大柄な人はサドル高やハンドル位置の調整幅が広いモデルを選ぶこと。
  • 用途に合わせたタイヤ選び。 街乗りでの段差ストレスを減らすなら、太めのタイヤを履いたモデルがおすすめ。
  • バッテリーは「大は小を兼ねる」。 充電の手間を減らし、常にパワーモードで走れる大容量バッテリーは投資価値あり。
  • メーカーの特徴を理解する。 パワー重視ならパナソニック、自然なアシストならヤマハ、走りながら充電ならブリヂストンなど。
  • 実店舗(あさひ等)を活用する。 試乗で「漕ぎ出しの感覚」と「足つき」を確認することが失敗を防ぐ近道。
  • ネットの口コミは「用途」を確認。 「疲れる」という意見が、長距離ツーリングユーザーのものか、街乗りユーザーのものかを見極める。
  • デザインもモチベーションの一部。 自分がお気に入りのデザインなら、毎日の外出が楽しくなり、疲れも感じにくくなる。
  • 定期的な空気入れを忘れずに。 タイヤが小さい分、空気圧の低下は走りの重さに直結しやすい。
  • サドルの高さ調整はこまめに。 低すぎると膝に負担がかかり「しんどい」原因になる。適正な高さが重要。
  • 変速ギアを有効活用する。 電動とはいえ、発進時は軽いギア、巡航時は重いギアを使うのがバッテリー節約と疲労軽減のコツ。
  • ライフスタイルの変化を見越す。 子供が大きくなった後もカゴを付け替えて使えるデザインかどうかも考慮する。
  • 結論:20インチ電動自転車は、現代の忙しい生活を支える「楽」で「頼れる」移動手段である。

あなたにぴったりの一台が見つかり、毎日の移動が笑顔に変わることを願っています。

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この記事を書いた人

こんにちは!当ブログ管理人のマミーです。

昔、友達と自転車で遠出した楽しかった記憶。あの感覚が忘れられず、30代になった今、自転車の世界に舞い戻ってきました!

昔乗っていたのはシンプルな自転車でしたが、今の私の知識欲は尽きません。
「長距離を走るならどのロードバイク?」「家族で山を走るならどのMTB?」と、毎日リサーチの日々です。

このブログは、「昔少し自転車に乗っていた経験」を心の燃料に、多様な自転車の知識と最新情報を貪欲に探求し、発信していく情熱あふれるブログです。

知識と情熱だけは、現役のレーサーにも負けません!

私の熱いコラムを読んで、あなたも「昔の自転車の楽しさ」を思い出し、新しい一台を探すきっかけにしていただけたら最高に幸せです!

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